スマホアプリで盗撮が増加中! 香川県話題

鑑識現場で「足カバー」にスマホ仕込み盗撮

 女性のスカート内を盗撮しようとしたとして香川県迷惑行為防止条例違反容疑で1月に逮捕された 県警鑑識課巡査長・東川充被告(35)(起訴)が、事件現場で鑑識活動中、現場を汚さないために履く「足カバー」の中にスマートフォンを仕込み、被害者側の女性のスカート内を盗撮するなどしていたことがわかった。

 

 県警は28日、東川被告を停職3か月の懲戒処分とし、同被告は依願退職した。

 

 県警の発表では、東川被告は昨年2月~今年1月、出動先の民家や事務所など4か所で、話を聞くなどしていた女性計5人に対し、足カバーに小さな穴を開けてスマホを忍ばせたうえで足を伸ばし、スカート内を動画で盗撮。調べに「性的欲望を満たすためだった」と話しているという。

 

 逮捕後、自宅のパソコンなどから多数の盗撮動画が見つかり、発覚。
事件現場のほか、警察施設内で女性警察官ら延べ24人や、勤務時間外にスーパーなどで14人に対しても、サンダルの甲部分のベルトに挟んだスマホで盗撮しており、県警はいずれも処分理由とした。

 

 県警は、スーパーなどでの14人の被害は同条例違反容疑で追送検したが、事件現場や警察施設内の分は、同条例が盗撮を禁じた「公共の場」に当たらないと判断した。

 

県内で盗撮急増/逮捕者、過去5年で最多 

 

香川県内で女性を狙った盗撮が急増している。今年、盗撮や盗撮しようとしたとして県迷惑行為等防止条例違反の疑いで逮捕されたのは9月末時点で10人を超え、過去5年間の年間の逮捕者数を大きく上回っている。小型カメラを自分の靴に仕掛けるなど手口が巧妙化しており、狙われるのは人が集まる大型量販店内や百貨店内などが多い。県警は「摘発された事件は氷山の一角。泣き寝入りしたり、盗撮に気付いていない被害者は大勢いるはず」とみている。 県警によると、今年1〜9月の盗撮などを含む県迷惑防止条例違反の摘発件数は78件

ここだけのお話コーヒーブレイク

 

 

 

広告